naoppyの日記

自分が欲しいなと思った記事を書きます。

【令和4年度】電通大編入試験 まとめ

電通大編入の学力試験を受けてきました。一類を受験しました。 主に前日~試験と面接について書いていきます。

受験の経緯

4年次より第一志望を大阪大学基礎工学部 情報科学科 ソフトウェアコースとして勉強してきました。 その滑り止めとして、ひとつ下のレベル帯である神戸大、筑波大、電通大からどれかを受験しようと考えていました。

情報系のみで考えると、大学の名前の強さは個人的には筑波>>電通=神戸だと思います。 しかし、今年は筑波と阪大基礎工の受験日が被ったため電通大にしました。

電通大の利点は東京都内であること、研究が面白そうなこと、学生のレベルが高いことなどがあると思います。

前日

調布駅の横のノービス調布というホテルに泊まったのですが、机が小さすぎて勉強できなかったのが辛かったです。 電通大前のマクドナルドで勉強していました。 調布駅から電通大までは真っ直ぐな道を進むだけなのでわかりやすかったです。

筆記試験

このような日程でした。

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電通大テスト日程
試験と試験の間に1時間も時間があってありがたいです。

試験時間と最大点数は同じで、数学は120点、物理、英語は90点で合計300点満点です。

服装はラフで大丈夫です。冷房が寒いので上着を持っていくといいです。

数学

大問5つから4つ選択です。例年線形代数から2問、偏微分微分、重積分複素関数論みたいなセットが出題されており、今年もそうでした。

大問1の最後に明らかな激ムズ問題があったので大問2~5を選択しました。大問2は最後が難しかったです。それ以外は割と典型だったのでなんとかなりました。

大問選択ですが、線形代数のどちらか簡単な方を選択し片方を切るのがオススメです。複素関数論を勉強する時間がないなら線形代数2つもありですが、線形代数は時間がかかるのと、どちらか片方は難しいことが多いので大変です。

予想100/120点

物理

試験範囲に現代物理学と波動がありますが、波動は4~5年に一度レベルなので勉強をする必要があるかは疑問です。 他の大学でも波動がでない大学は多いので、電通大のためだけに波動をするのは微妙だと思います。

例年では大問1がばねに繋がれたおもりの減衰振動、大問2が電磁気(電気双極子、アンペールの法則、ビオサバールの法則、ガウスの法則など)、大問3がサイクル系の熱力学+化学っぽい熱力学(相とか?よくわからん)です。

今年は大問1に剛体の問題がでました!時々剛体はでますが、慣性モーメントを積分で計算させるようなことは無く剛体の運動方程式を書かせ、滑らない条件を使うような基礎的な問題が多いので対策は簡単だと思います。

大問2はガウスの法則から球内の一様な電荷分布と球殻に対してEとVを出し、グラフを書かせる問題でした。電通大は時々グラフを書かせてくるので直定規を持っていきましょう

大問3はオットーサイクルでした。簡単で助かりました。

予想85/90点

解答用紙はほぼ白紙で自由に使ってよく、裏を使用するときは「裏に続く」と書く必要がありました。

英語

例年通り大問1が長文の日本語要約の穴埋め(45点)とトピック2つの内選んで自由英作(45点)でした。

長文の単語レベルはまあまあ高かったです。自由英作は他の大学で出ないので完全にノー勉で行きました。正直採点基準がどうなっているのかわからないので本当に怖いです。

英作が壊滅だと考えて予想60/90

筆記試験全体として8割ぐらい取れたかなという感覚でした。

面接

これが気になっている受験生は多いと思います笑

服装はスーツで、6割ほどが背広も着ていましたが、暑いのでシャツのみでいいと思います。

受験番号が若い人から呼ばれていき6分の一般面接があり、その後すぐに12分の情報面接があります。 面接の部屋の前にある椅子に荷物を置いていいので、大きいスーツケースやリュックでも大丈夫です。 あと、集合時刻になるとスマホなどの電子機器を回収され、終わった後に順次返却されます。面接内容の共有防止のためです。

受験番号が遅かったのでめっちゃ待ちましたが、最後の人でも12時前には終わるぐらいのスピード感でした。 遅い人は1時間半は待つことになるのでなにか読むものを持っていきましょう!

一般面接

一般面接では2人の面接官にあらかじめ決まっているであろう質問を淡々とされ、回答に対して深堀りされたりも一切ありませんでした。

  • 志望動機
  • 電通大に入って何がしたいか
  • 得意な科目と苦手な科目
  • 将来なりたい職業など
  • 併願校と、両方受かったらどうするか(合否に関係なし)

6分なので一瞬で終わりました。質問されることがテンプレすぎる&返答に対しての深堀りがないため緊張はしませんでした。

情報面接

情報面接も面接官は2人でした。入るとホワイトボードに問題が貼られており、10分で全部解いてください。と言われました。いわゆる口頭試問ですね。

大問は2つあり、大問1は16進2進変換、2進数の2の補数、割り算などでした。

大問2は二分探索のフローチャートの穴埋めとサンプルに対してシミュレートして実行回数を答えるやつでした。

10分は意外と短いので検算をする時間が無いです。解いている間は喋る必要は無く、ホワイトボードに書くだけでした。 10分経ったら話すこともなく終わりであっけなかったです。

最後に

結果は合格でした!

今年は一類が11人、二類が10人、三類が15人合格していました。